お知らせ

皮から革へ、そして形となる。

鞣しを終えた革はその加工方法によってより個性が引き出される。

原皮は洗浄、鞣し、乾燥、削り出し、加工などの時間をかけてタンナーさんの手によって丁寧に皮から革へと製品用の素材へと生み出される天然素材。その奥深さに深く敬礼。

 

シュリンク加工を施した吟面は手触りはしなやかで優しい風合い。

半裁(一頭の半分)をまるごと一枚使用した仕事用のバッグです。w480*h400*d190のサイズですが圧迫感を感じないのはその革の上質さゆえ。

本体の内側には両サイドに収納ができて真ん中に両開きファスナーで大容量の収納スペースを。

内部にはオープンポケットとファスナーポケットが両面に。

その収納量によってまるで違った表情になるこのバッグに納品前から愛着感さえ湧いてくる。きっといい相棒になってくれる予感。

 

とにかく7月ったら…。

ワールドカップが盛り上がったり、土用の丑の日とかオリンピック開催まで2年を切ったとか、火星が地球に最も近づいたとか。最高気温が更新されたり、世間はなにかと熱かった。

とにかく7月はまばたきするくらいの速さで過ぎていったのです。

 

17着のイベント用エプロンの製作に出張ワークショップの準備。

合間にフルオーダー製作をするも全然進まない。お待たせしてしまい申し訳ないです…

セミオーダーの絵コンテパッド。赤い革に白いステッチがアクセントになっています。

 

今年も開催。恒例の夏休みキッズワークショップ。62名の子供たちがペンケース作りにチャレンジしました。

今回は革紐でかがりながら仕上げました。低学年・中学年・高学年と学年が変われば手先の器用さも変わるので難度を変えながら学年ごとに準備しました。

 

無染色のヌメ革をしっかり黒に染色をして仕上げにアクリルカラーの白で彩色を施すというワークショップです。

お客様のオーダーの革小物にこれだっていう革が思いつかなかったのでご自分で描いてみてはと提案したところ想いのままを革で表現されました。なんて大胆不敵なんでしょう…。(笑)

今月は細かなオーダーよりも大物のオーダーに取り掛かっているので画像アップできるものがあまり揃いませんでしたがコツコツ作り続けております。

 

どうか熱中症などには引き続きお気をつけくださいね。

 

 

 

 

水無月のあれこれ…

雨がたくさん降る時期なのに水の無い月って…。

水無月の“無” は “の” ことで、水の月ということだそうです。

夏至を過ぎ夕方7時をまわっても明るくて思わず遊びに行きたくなるような夏の夜。

蒸し暑さだけが体にまとわりつく。6月末に梅雨明けをした東京はセミもまだ出てくる準備が出来ていないようです。

6月は嘘のように毎日オーダーのご依頼があり有り難いことに9月までビッシリの予定になっていしまいました。

左は飲食店のお客様用バッグ入れの革製ボックス。メンテナンス2台と追加で2台製作です。

右は古い友人が大阪の船場でアトリエという名目の秘密基地を作ったそうでマネートレイとショップカード入れを思いつきで送りつけてみました。

 

ブラシケース。ガンマンのように左手にはドライヤー。右手には腰からサッと取り出したブラシを。

底からの開閉で掃除もしやすく衛生的にもいいですね。腰の部分にワイヤーの入った革で取り付け方を自在に調整できます。

 

ヌメ革のボックス型コインケースです。シニューで手縫いしてあります。

 

辞書カバー。ギフト向けに内側に打刻してありますが、記念に平成30年とローマ字で入れて欲しいとのこと。

そうか…、平成最後の年でした。

一目ぼれってってこういうことをいうんでしょうか。彼女へのプレゼントにピッタリのイメージのものが見つかったと喜んでくれました。

 

バーテンダーズエプロン5着ギリギリで完成です。

 

 

ご予約なしで作れるブレスレットづくりは大人気です。

これからの季節、夏休みになるとお子様同士でお揃いのブレスレットを作りに来たりとにぎやかになります。

 

最後は

フルオーダーのエキストララージサイズのトート型バックパック。

その名も“クロちゃんのための黒革バッグ”

このバッグが出来上がるまでにご依頼主の彼女と何度も話を重ねました。黒革なのに重苦しくなくて重厚感よりもクタッと感。トートにもリュックにもショルダーにも…。

前面の外ポケットにはアイパッドや周辺アクセサリーが入るファスナーポケットを。

サイドからの出し入れもできるようにサイドファスナーを。財布やパスもケースを収納できるポケットを。

キーケースを外付けできる金具を。などなど。

完成したものを初めて見た彼女はひとこと。

「でかいね…」まるでスタイリストバッグのようなその大きさは圧巻です(笑)

あれもこれものよくばりバッグ

このトートバッグわりと大きめです。

手持ちしてこのサイズ感。

短めの持ち手にすれば

肩にかけても。

ひょいっと持ち上げて。

持ち手の長さを調整したら

背負えばバックパックに。

トートの時は内部に入れ込んでいたカブセを出すとこんな感じ。

荷物が増えればこの長さまで収納できます。

ショルダーは底から持ち上げているので肩にかかる重量も分散されて安定した形もキープ。

前面に大きめのファスナーポケットと背面のファスナーポケットは長財布が入るサイズで本体の中からも収納したお財布が取り出せる構造です。

トップの開口部分以外にもサイドファスナーから本体の内部へ。

トートにもワンショルダーにもバックパックにも一台で何通りも変身する欲張りなバッグです。

 

さてっ。これってフルオーダーの依頼の前に思いつきで違う革で作ったものです。

というわけでこれから本製作。真っ黒で作ります。そろそろ本腰いれるかな。

カモーン!!バックパック!!

待ってました春!外が暖かくて天気がいいとそれだけで気分も上がります。

一年中この気候ならいいのに。

最近ジワジワときているのがこちらのバックパック。開口部分をクルクルと巻くタイプのバックパックは結構大容量で使える奴なのです。今回のセミオーダーとしてご注文頂いたのはお仕事用にご使用とのこと。ノートパソコン、周辺機器やそのアクセサリー類。意外と沢山あるんですよね。外ポケットを開けると分別もできる仕切りとポケットも。

 

 

サイドファスナーや肩当てパッドにペットボトルも収納できるサイドポケットも。オール総革ですが牛革よりも通気性のある豚革で背中面に密着する汗の吸湿も心配ないでしょう。

それにしても大きいです。でもそれ以上に存在感のあるあなたにしっくりくるバックパックになりました。

完成後しばらく多忙とのことで工房にて暖めていたわけですが律儀な彼は何度かメールをくれて梅雨に入りようやくご対面となったわけです。このバックパックは使い込む程に艶を増してクタッとしてきていい味わいにそだってくれることでしょう。楽しみで仕方ないです。

あとはこのバックパックを背負ってチョッパーでのツーリングをしている彼を妄想するだけです。

 

ナイフケース(knife roll case)

海外から和食を学びに来られたという彼女と初めに会った時、その人柄にとても魅力を感じました。

彼女から魚や生蛸を調理する様子を動画で見せてもらったときは結構興奮してしまって盛り上がってしまったのです。私たち日本人は世界で一番各国料理を家庭で料理し食べるらしいのですが、家庭で魚をさばいたり寿司を握ったり、和包丁を使いこなしたりしている人はどれくらいいるんだろうか。

ふと我に返り反省ひとしきり…。

今回は和包丁を収納するための包丁入れのご依頼です。きっとプロの方でなければ持ち運んだりはしないのでしょう。12本ほど収納したいとのこと。長いものでは刃渡り24cmほど。

思わず自分の家の包丁の数を思い出してみたのですがパンナイフを含めて6本ほど。

とはいえまずは現物の包丁を採寸させて頂き仕様について打ち合わせ。

彼女は同じ料理教室の友人とお揃いの生地を選ばれたのでした。

ビンテージ風のブラウンの革にヴィヴィッドなピンクの帆布生地。革紐を巻いて留めるタイプのケースです。小物類の収納や隠しポケットもあります。

主要な包丁にはベルトを引っ張ってホールド。

 

この包丁ケースがあなたの夢の成功と共に活躍してくれることを祈っています。

 

This time made to order by customers is a request for Japanese knives roll case. I guess I will not carry around unless it is professional. she want to about 12 pockets.
However, we first measure the knives of the actual things, and discuss about the specifications.
she choiced vintage style brown leather for outside,pink color of canvas for inside. It is a type of case that wraps with a leather strap. There are also accessories and hidden pockets.
I hope this knife roll case will be useful with your success.

思わず上がるバッグ

愛してやまない Bruno Mars のライブに行って興奮冷めない4月末…。

お久しぶりのお客様からご連絡がありました。バッグのリメイクのご相談でした。

お持ちになられたのは黒い生地。

ライブ当日、会場でVIP用のグッズを身にまとう人たちの事を指をくわえてうらやましく眺めていた事を思い出したのです。

(まさかのガウンが目の前にあるー)

これを使ってバッグにしてほしいとのこと。ブラックのサテン調の生地にゴールドの刺繍がインパクトのあるロングガウンはまさに always with you といった感じ。いやらしいほどの黒光りにゴールドが眩しい。なんともバブリーなガウン。今回のツアーのイメージそのもの。

 

おおまかなイメージについてはご要望を聞いたもののあとはお任せいただいたのですが、その生地にハサミを入れるのをためらうこと一か月…。ついにその日がやってきたわけで。

(ごめんね。ブルーノ)

もちろんブルーノマーズを聴きながら製作に。

(想像はしていたものの)こんなにもインパクトのあるバッグは見たことがないっす。

ひとつはレジ袋タイプのサイドのマチをアクセントになるテープ使いにしてみました。中身を入れた時にチラ見えするゴールドのテープと開口部分の内側にはクラウンの刺繍をワッペン風に。

持ち手くり抜きタイプは紙袋のような革袋に使用する黒豚を端革使いでデザインしてみました。

端革使いは個性的。それを打ち消すからゴールドの勝ち。

刺繍がよれてこないように内貼りをして少しだけカチッとした仕上がりのバッグは通勤にもほどよい大きさです。

彼女だからこそ似合うオンリーワンなバッグに仕上がりました。

あのライブの高揚感をバッグを目にするたびによみがえる。

その感動をいつまでも。

彼の曲調は70年代後半のファンクでモータウンサウンドのような昔懐かしいリズム感は思わず体が勝手に動いてしまうのです。

このバッグと一緒ならいつでも気分もあがりそう。

グッジョブ!4月

4月っていうだけで気温が上がってくる?気温が上がってくるだけで気分もあがる。新しくやってくる人。新しいところへ飛び出していく人。相変わらず忙しい人。花も芽吹けば虫も出てくる(笑)

どっちにしても春がやってくるというだけでなんだかそわそわ。

まずはプライベートワークショップ。

長年ご愛用のシステム手帳カバーの内ポケットの交換をご自分で。縫うのは初めてということでしたがサクサクと2時間かかりませんでした。最後にかなりお疲れの外側の革をオイルメンテナンスしたらいい感じによみがえりました。

次はレザージャケットの襟元のリペアです。

上がビフォー。下がアフターです。

美容整形外科でいうところの皮膚移植手術のような要領で穴の開いた部分を補修して凹凸をなくして

同じような革で表面のはがれた部分を補修しました。

 

そしてキャンバストートバッグに革紐をプラスしリメイクしてバックパックにしてお使いのお客様からフラップの追加オーダーです。

白い革に鹿角を留め具にして。素敵です。

 

こちらは会社用のIDパスケースの2代目をセミオーダー。

 

 

新しい地での活躍の場に一役担う革小物として名刺入れのフルオーダー。

ネイビーとナチュラルのコントラストがトラッドな印象に仕上がりました。今は新しくて肌色の革もエイジングがすすむと飴色に変化していくことでしょう。楽しみです。

 

さて。

真っ白な革1枚。牛革なのでかなりの大きさですがヌメ革の紙袋のような革袋のセミオーダーとしてご注文下さったのは白革のバッグ。

白い革は取り扱いがないので革屋さんで薄くてパリッとした白を探しているんだけどと相談したらタイミングよく出会ってしまったのです。これはイメージにピッタリかもお客様に即相談。

で、できあがったのが何とも品の良い白い革のバッグです。

ご自身のイメージを細かくご指示下さったので出来上がる前からイメージが出来ていました。

なんて繊細な白いバッグでしょう。

(この真っ白なバッグを見た時に思い出したのですが。ここだけの話、私が個人的に使っている革小物類。その多くがエイジングというおだてにごまかされて忙しいを言い訳にメンテナンスを後回しにされシミやら汚れやらカサカサがあることからついつい目を反らしてしまう毎日です…反省ひとしきりです。恥かしくてこの白いバッグの横には並べられない)

 

最後は送別会用にオーダーされたカードケース類です。栃木レザーで色を変えウッドシートがアクセントになっています。

4月はオンラインからの紙袋のような革袋のセミオーダーも続いていましたがやっと落ち着くころ。

毎年そうですがゴールデンウィークはみなさんお出掛けなのかいつもの週末よりもややのんびりな店舗です。

コーヒーを豆からガリガリ挽きつつゆったりモードで営業してます。

indigo × yellow のコンテケース

絵コンテパッドケースに兼ねてからご要望の多かったインディゴ×イエローの組み合わせを作ってみました。

いつものような思いつきではありません。過去ブログでのセミオーダーのブルー×イエローの組み合わせと同じものが欲しいとの声も多かったのですが、これだっていうブルーになかなか出会えず…今に至りました。

牛ヌメ革を手染めにて染色してあります。淡い水色から深みのある藍色へとグラデーションを表現。

 

たまたまディスプレイしていた洋書(Alice Hoffman/INDIGO)の表紙が今回のイメージにピッタリ。この小説はというと実に興味深くて。とある田舎町に…っ、話が逸れていってしまうので元へ(笑)

一台ずつ仕上がりの表情が違います。
手染めによる染色は使っていくうちに色が変わってきます。色抜けによって薄く、日焼けによって色濃く…。

 

変わらないところと変わっていくところ。
使い込むほどにあなただけの色に変化していくことでしょう。

それこそがカワリコモノ。

 

ということで、少量生産ではありますがリリースです。
通常の絵コンテパッドは仕様が異なります。外の革はツーリングレザーをブルーにて染色。内側は上質なイエローの豚革。何ともさわやかなイエローです。

フラップの位置も右側に変更。フラップには線彫を施してあります。紙を押さえる部分をマグネットに。(定番アイテムはバインダーかサスペンダー金具になります)用紙を20枚以上でも問題なく挟めます。

ペン挿しは片開きポケットに切込みのみにしました。いつもと違い外周も手縫いにて仕上げてあります。

斜め掛けできるストラップは別売りですが革紐などを通せるハトメ金具も装備。

ここまでいつもと違う仕様にしたのはこの絵コンテパッドケースが特別だからです。

工房兼実店舗としてオープンして5年が経ちました。

自称『企画開発部』の常連様から始まったコンテケースは改良やセミオーダーを重ねて

まもなく200台に到達するというなんともあり難い気持ちをこの限定カラーに注いでみました。

 

価格は通常価格13.500円(税込14.580円)の+1.500円の15.000円(税込16.200円)となります。

斜め掛けストラップは別売り(2.800円税別)
オンラインショップからのご注文はこちらからとなります。

 

 

淡い水色から深みのある藍色へとグラデーション。

淡井さんから深見さんまで直感でこの色だとピンときたのならぜひ!

2018/05/05

オールレザーのロングエプロン

陶芸教室の先生にご注文頂いたのは本革らしさがひきたつロングエプロン。

 

陶器でできたブローチに目がいってしまいます。

 

ヴィンテージ感のある仕上がりの革は使い込むと柔らかくなり

ものすごく艶やかさが増してきます。

端革のガタガタ使いもお任せで製作させて頂きました。

後ろはクロスショルダータイプにして肩への負担を軽減しています。

納品時にスリットと胸元のアクセントとしてペン挿し用のループなどを取り付けて完成です。

座っての作業もあるのでエプロン着用時にスリットがあるほうが動きやすいかもですね。

ブラウンの三色使い。三種の素材違い。何ともいえないクラフツマンな仕上がりがものすごくカッコよいのです。

 

薄手の布地なら問題ないところですが、革なのでスリットがないと脚が開きづらい。

おなかのところは革がまだ新しいのでこのたわみができますが、すぐに柔らかくなってきてくれるでしょう。

 

 

 

 

この新しいエプロンが育っていく過程が楽しみでなりません。

今回のエプロンはレディース用のサイズとフォルムになっています。