思わず上がるバッグ

愛してやまない Bruno Mars のライブに行って興奮冷めない4月末…。

お久しぶりのお客様からご連絡がありました。バッグのリメイクのご相談でした。

お持ちになられたのは黒い生地。

ライブ当日、会場でVIP用のグッズを身にまとう人たちの事を指をくわえてうらやましく眺めていた事を思い出したのです。

(まさかのガウンが目の前にあるー)

これを使ってバッグにしてほしいとのこと。ブラックのサテン調の生地にゴールドの刺繍がインパクトのあるロングガウンはまさに always with you といった感じ。いやらしいほどの黒光りにゴールドが眩しい。なんともバブリーなガウン。今回のツアーのイメージそのもの。

 

おおまかなイメージについてはご要望を聞いたもののあとはお任せいただいたのですが、その生地にハサミを入れるのをためらうこと一か月…。ついにその日がやってきたわけで。

(ごめんね。ブルーノ)

もちろんブルーノマーズを聴きながら製作に。

(想像はしていたものの)こんなにもインパクトのあるバッグは見たことがないっす。

ひとつはレジ袋タイプのサイドのマチをアクセントになるテープ使いにしてみました。中身を入れた時にチラ見えするゴールドのテープと開口部分の内側にはクラウンの刺繍をワッペン風に。

持ち手くり抜きタイプは紙袋のような革袋に使用する黒豚を端革使いでデザインしてみました。

端革使いは個性的。それを打ち消すからゴールドの勝ち。

刺繍がよれてこないように内貼りをして少しだけカチッとした仕上がりのバッグは通勤にもほどよい大きさです。

彼女だからこそ似合うオンリーワンなバッグに仕上がりました。

あのライブの高揚感をバッグを目にするたびによみがえる。

その感動をいつまでも。

彼の曲調は70年代後半のファンクでモータウンサウンドのような昔懐かしいリズム感は思わず体が勝手に動いてしまうのです。

このバッグと一緒ならいつでも気分もあがりそう。