お知らせ

赤いコインケース

決してフルオーダーやりますなんて自ら進んで発信しているつもりはないのですが、ご相談を受けるとついつい引き受けてしまう自分の悪い癖を治したい…。

お気に入りの革小物があるとします。とても使いやすくて長年使ってきて愛着もある。だけどあちこち傷んできて同じものを探しても見つからない。そんな時ふと通りかかったお店にふらりと立ち寄ってチラリと雑談。

そんな想いのあるお話を聞いてしまうとね。やっぱり何とかできないものかとうっかり引き受けてしまったりする自分がいるのです。

こちらがご使用になっていたコインケース。コインケースの背面にはカード収納が一か所。反対側にはカードケース二ヶ所と真ん中にはお札も半分に折って収納できます。採寸から型紙を作成してサンプルを製作。ボックス型コインケースの仕立てはコインケース単体でならシンプルな作りなのですが背面のカードケースなどの仕立て手順に少しだけ悪戦苦闘してしまいました。

そして完成したのがこちら。右側がご使用のもので左側が新しく製作したものです

コインケースのカブセの部分のアールの角度が大きいほどレディース向きだったりするのでしょうか。アールの緩やかさが違うだけで違った印象ですよね。

ポケットの入るセカンド財布として活躍を乞うご期待!!

ようこそ、春。

4月3日月曜日。新社会人の皆様おめでとうございます。桜の花は4分咲きといったところでしょうか。待ちに待った春。お天気いいだけで気持ちがいいです。

地元、用賀駅周辺は砧公園へお花見へ向かう人達で朝からにぎやかです。

今週末が見頃なようですよ。お花見の行き帰りにぜひ寄り道してくださいね。

さてと。今年も3か月があっという間に過ぎていきました。

3月は出張ワークショップやエプロンの製作。オーダーの革小物やリペアに追われながらも

無事に4周年を迎えることが出来ました。イベント期間中にご来店の皆様ありがとうございます。

 

ワークショップではこんな小さなお客様も真剣に机に向かって作業中~。うしろ姿がかわいい。

帆布とウオッシャブルレザーの組み合わせのエプロンはクロスのショルダーで動きやすく。

しっとりとした質感の薄くて柔らかなゴートの革を一枚仕立てのエプロンに。

こちらも帆布とレザーポケットのエプロン。数があるのでパーツの数だけでもすごかったです。

なにかいいことありそうな4月。張り切ってまいりましょう~。

向かうところ敵なしのタイプ!?

紙袋的取手楕円状抜型肩掛黒革鞄注文…。中国語っぽいタイトルにしたかったのですが無理がありました(笑)

以前オーダーされた方からのご紹介で紙袋のような革袋の持ち手くり抜きタイプを黒の牛革バージョンでという今回のオーダーは栃木レザーの上質な黒革が品良くビジネスでもオフでも使えるショルダーバッグに仕上がりました。

仕立てる前の大きさは裏地を含めると圧巻。ん~。ミシンをするとき…一人じゃ持てなーい。仕上がりの大きさはw350*h425*d100というビッグサイズ。革だけで半裁の半分ほどという贅沢使いです。

内部にはファスナー付ポケットとオープンポケットが1か所づつ。開口部分にはバネホックと隠しマグネットキャッチでスッキリ開閉。

半分に折りたたむようにして使いますが、ショルダーを外せば大きめのクラッチバッグとしても素敵です。

西日も眩しがるほどの風格ある上質の黒革はアクティブな大人の男性に。

つまりこれ…。カッコつけずにカッコイイタイプのやつ…です。うっとり。

もし、私が電車でこのバッグを見かけたら間違いなく途中下車してついて行ってしまいます。

本革ギターストラップ

このギターストラップは完成するまでに約3ヶ月かかってしまいました。雑誌の切り抜きと画像と動画を頼りに図面を作成して抜型を作ってもらい型を抜き…。

急ぎませんからというお言葉に甘えて他の製作の合間にコバを磨き仕上げていきました。

約13個のパーツとギター本体に取り付けるエンドの部分をジョイントするだけのシンプルさ。

 

通常、一枚革のギターストラップは当たり前ですがまっすぐ。このストラップは一つずつのパーツが短いのでつなげてみると緩やかに曲がってくれます。

(まるで蛇のおもちゃのような…)

一枚革でギター本体を吊り下げているのではないので、肩への負担も少々分散してくれているような気もします。

ご希望通りの仕上がりになったのでしょうか。

モスグリーンのレザーエプロン

モスグリーンにも色々ありまして。明るめから暗めのグリーンもあればツヤ有から艶なしまで。理想のモスグリーンに出会うのはなかなか難しいものでしょうか。ましてや毎日使う革用品。実用的にもデザイン的にも少しでもしっくりくる相性の良いものであればと。オーダー品であればなおさらそう思うわけです。

丁度オリジナルエプロンのカタログを作成中の頃にご来店にてセミオーダーされたのは、モスグリーンのロングエプロン。

その中でもお客様の選ばれたのは栃木レザーのモスグリーン。吟面の艶有りの仕上がりは美しく張りがあるのが特徴です。しかしこのままを仕立てては硬さがあるので確実に動きづらいというのが気になりました。

そこで薄めの革を濡らして絞り柔らかくなるまで揉みこむことでしなやかさを出しました。モミモミすることでかなりのしわが出てしまいますが革の両面をアイロンでプレスして下地処理を施すことで大きなしわをなくして仕上げにオイルインして革を柔らかくしてから艶出しにミツロウクリームを刷り込んでツヤ感と撥水処理をしてみました。今回ご使用になる方は飲食関係の方ということでなるべく飲食物に無害な方法で仕上げたかったので仕立てるまでの工程に時間を要しましたが理想的な質感に近づいたと思います。

 

働く男の道具シリーズ。革のエプロン。完成です。あーっ。カッコイイ。エプロンがっ!すれ違いざまに出会ったら私だったら振り返るし、正面からエプロン姿が目に入ったら三度見してしまいます。

モスグリーンにブラウンのポケットとナチュラルカラーのショルダーにグッときます。油やシミを吸い込んでそれが味となり経年変化が楽しみなタイプの革に仕上がりました。

仕事中に身につけるオールレザーのエプロンは軽くて動きやすいことと着脱のしやすさが絶対条件なのです。

肩への負担を軽減すべくバッククロスタイプのショルダーを基本としてウエスト部分で革紐を結んだり、金具での着脱が出来るものとしています。エプロン本体のフォルムも体を締め付けすぎず少し余裕があることで動きやすいことでしょう。

2月は5着の帆布のロングエプロンと2着のロングエプロンと3着のショートエプロンと計10着製作していました。

早くオリジナルエプロンの基本タイプを完成させたいところですが、なかなか時間が取れず3月になってしまいました。

アウトドアシーンや美容師さん。クラフトマンやガーデナー。多くの方にご愛用くださっている革のエプロンですが、日本中の働く人たちに革をあしらったエプロンで埋め尽くしたい妄想に入らせて頂きます。はい。

 

如月二月から弥生三月へ。

季節はゆっくりと春に向かっているようないないような。昼間の束の間のポカポカさにお店の多肉たちも気持ちよさそうです。

二月。寒い寒い工房にこもりっきりでした。次々と注文していた革の束が届き出ていくものも多くて更に身に染みる1ヶ月でした。

さてこちらはまあるい形のキーケースのオーダーです。ずっとご愛用のものが傷んできたので同じ形のものをということでした。革の色を選んで線彫を施し、イニシャルのブラスプレートを取り付けて完成です。

まあるい革は半分ほどがオープンになっていて鍵を収納できるようになっています。コロンとしてかわいいですね。

そしてこちらはチョーカーです。小さなスエードの巾着タイプの袋には大切なものを収納したいとのご希望でした。いつも胸元に身につけるにはゴロゴロと大きすぎては気になりますよね。程よい小ささ…。これなかなかいい感じでしたよ。

こちらは私の憧れの常連様のスナップショット。柿渋染めのカブセがまるで木の皮のような仕上がりのショルダーバッグです。アウトドアのスポーツ用に購入してくださいました。きっと夏までにはいい日焼けをして育っているんだろうな~。

 

2月は前半バレンタインギフト。後半はホワイトデーギフトの革小物が中心でしたが

3月は別れと出会いの季節ですね。この季節もギフト向けの革小物が多く動きます。

オリジナル革小物でのギフト用には無料でイニシャルの刻印をその場でお入れしておりますので、お気軽にお声掛け下さいね。

そそる!限りなくクラフト紙に近い革袋。

この色。待っていたのはこの色です!

(どれが本物の紙袋でしょうかっ!?)

紙袋の種類でいうと未晒無地という茶系のクラフト紙に最も近い色に仕上がりました。なんだかそそられます。一人勝手にそそられています(^^

新色のライトブラウンは全部で5種類。

去年12月にオリジナルでの発注をしてからようやく染色したものが仕上がり革が届きました。思い通りの色に仕上がっているか。もともと定番アイテムとして扱っていた豚革ですので質感を知っているつもりでも開梱するときはドキドキする瞬間でもありました。

いざ一枚ずつ革を広げて。状態を確かめながらなるべく脇か底にシミや傷がくるように革と型紙との静かなるネゴシエーションが繰り広げられるのでした。

とはいえ、革になるために産まれてきたどこかのブランドバッグのようなお洒落革ではありません。育った環境でお肌の状態やできた傷も一頭一頭違うのです。それらも個性として時には傷をあえて見える部分に使ってみたりもしています。

さて。大変お待たせいたしました。

持ち手のない“ ただの袋 ” も“ 持ち手くり抜きタイプ ” も“ 小さめ ” も持ち手のあるタイプも一同、堂々に揃いました!

限りなくクラフト紙に近い 新色の “ 紙袋のような革袋 ” はいかがでしょうか。

華がないですって!?

そこがいいんですよ。

ぜひウエブストアへ。

 

ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

タンニン鞣しのオイルレザーの味わいがたまらないヌメ革の “ 紙袋のような革袋 ” が誕生しました。以前から牛革でのセミオーダーのご依頼が何度かあったので今回数量限定で製作してみました。豚革の紙袋とは全然違った表情に仕上がりました。

何の飾り気もなく決して気取らず。あくまでもさりげなく。あなたと共にじっくりと時をかけて。まさに育て甲斐のある革バッグ。正面から見ても横から見ても真上から見てもどの角度から見ても男前。うっとりしちゃいます。

使う人を選ばない。どんなシーンにもしっくりくるシンプルさです。

サイズは幅250ミリ・高さ350ミリ・奥行き100ミリ。裏地ナシ。開口部分オープン(留め具ナシ)。内部ポケットナシ。そう、裏地も金具もポケットもありません。一枚革を分割して最小限の縫製と折りぐせのみで仕立てました。見た目だけでなく限りなく紙袋に近づけてみました。

革り小物の定番の革のオイルレザー。ぜひ堪能してみてください。

実店舗またはオンラインショップよりご注文お待ちしております。

(アメリカの新大統領もイチオシ風に。あっ、でもこちらはアメリカンファーストではなくジャパンメイドですよ)

その姿はまるで「雨にも負けず」の一節のような。

その紙の質感と世界観をカジュアルに

ふと目にしたときに おっ、って思って。その素材を手にしてみると おっっーー、ってなって。そのコンセプトに おう!おう!って言いながら共感して。思わず自分も持ち歩きたいとオーダーしてしまったのがこちら。

その名も “ ヒヅケ ” という商品名です(製作者はshinsakujo さん)

洗っても平気な紙素材は丈夫でシンプルなデザインのクラッチバッグや持ち手くり抜きタイプのバッグにはそれぞれ日付けがスタンピングされています。そしてこのスタンプはカスタムで好きな数字や英文字が選べるのです。

お誕生日や何かの記念日。あなたならどんなヒヅケを入れますか…。ブランドマークやロゴではなく自分にとってだけわかる大切な記念日や数字を。身近なバッグにスタンピングできるなんて…。

それは自分だけの価値をにわかに味わえるような贅沢な気分。なんだかいい。こういうの好きなんですよね。

そういうわけで異素材ではありますが、今ならオンラインショップにてご注文頂けます!紙袋のような革袋のリピーターの方にもおススメです。

 

 

 

(ちなみに私は…(小声で)自分の名前を数字に変換したものとワイナピチュに登頂した記念日をstampしてもらいました)

ワークショップあれこれ

2016年の後半~2017年前半はワークショップで盛り上がりました。年をまたいでのワークショップの様子を一挙にご紹介です。

まずはクリスマス前に開催したハンドメイドマーケットでの手帳カバー作りの様子です。新年度用の新しいスケジュール帳をベースに革を巻いて縫っていきます。

初めての作業とは思えないほどの器用さでサクサクとキーケースを製作。直感でグラデーションに染色。大切な方へのギフトです。

こちらは老人ホームでのワークショップの様子です。今回は小物入れ作りです。

こちらはそれぞれの革小物アイテムを製作。左からペン挿し、お財布、ドラムスティックケース。ヌメ革、色革、選ぶ楽しみ。みなさん革小物作りは初めてという男性の方々です。

こちらは出張ワークショップの様子です。今回はポケットティッシュケースを作りました。

 

次は大物。一枚革で作るスツールです。四隅を革紐でかがり縫いに初挑戦です。

寒い冬は室内での物づくりに没頭してみませんか。春にかけて出張ワークショップや個々のワークショップが続きそうな予感です。