小さな革工房物語 2020.04

3月最後の週末は初めての自粛休業をしました。

普段ならば3月末から4月というのは入学や進級祝い、職場の移動などでギフトの多い時期でもありますが今年はやはり様子が違いました。私たちの店舗も4月7日(水)から1ヶ月の休業の選択を余儀なくすることに。その流れは全国にも広がり例年ならばゴールデンウィークの人の流れの多い時期を都知事もステイホーム週間として徹底的に呼びかけることになりました。じっとしていることが苦手な私も今はじっとすることに徹しています。一日も早い収束を願って。

だから今はステイホーム。

ステイホープです。

周りの飲食店もテイクアウト弁当に切り替えたり、イベントがなくなった同業者は家で製作できるものを考えたり、知り合いのヨガの先生はオンラインレッスンを始めたりと皆さん本当に試行錯誤されています。こんな時にいつも思うのは自分に何が出来るだろうかと。今は希望を持ってうちで踊ります。

3月28日(木)春の訪れを感じていたのに雪が積もるほどに降りました。雪が降ったり雨が降ったりすると今は出掛けるなという意味かなって思ってしまいます。

桜の散り始めた近くの散歩道で撮影したのは紙袋のような革袋のセミオーダー。ショルダータイプでホックとポケットを付けてサイズも少しイレギュラーでスマートな感じに仕上がりました。

台本カバーのセミオーダーはまとめて仕上がるととてもカラフルです。

ある時は手染めで。一から製作します。

カブセタイプの台本カバー。グラデーションに手染めしたブルーはまるで深海から海面に向かって光を浴びるようなイメージで仕上げました。アースブルーと呼んでいます。

続いてはぺたんこトートのオーダーです。なんだかじわじわとオーダーが続いています。外縫いで底だけマチがあるので意外にも収納力があるんですよ。

ギリギリ肩掛けができる細めのショルダーを内側に折り込んで本体を半分ほど折ればクラッチ的に使えます。

それから幻のブラックのご注文を頂きました。

こちらは以前販売していたブラックと同じタイプの革なのですが、1枚の革の仕入れ価格が倍以上となってしまうため、やむなく終売となってしまったのです。以前と同じ価格というのは難しいのですが、それでも欲しいという方はお気軽にお尋ねください。革達は準備してお待ちしておりますので…。

また、手染めタイプのウォシュッドブラックは少しずつ出来る時に製作しています。この画像にあるような持ち手カバーは商品化しようか悩むところなのですが、しばらくはインスタのフォロワー様特典などのノベルティ的なものにしようかと思っております。

台本バッグをずっとご注文してくれる方がいます。有難いことですが、定番アイテムじゃないのでご注文が入ると自分の頭の中の引き出しとの闘いでもあります。

お仕事道具として活躍してくれることを祈っております。

絵コンテパッドケース

糸がほつれてきたのでメンテナンスのご依頼です。オイルアップもして発送です。当店の商品でしたら1年目のオイルメンテナンスは無料でさせていただいております。お気軽にお問い合わせくださいね。

こちらはバースデーギフトとしてフルオーダーでのご注文のショルダーバッグ。通勤用をイメージされてパスケース付きです。

この色の組み合わせで前回包丁ケースを製作させていただきました。今回のこだわりは裏地使いです。プリント地のティータオルを選ばれました。開いたときに見えるレイアウトには結構腕まくりしましたよ。

さて、ステイホーム週間が始まります。ウエブストアでは送料無料を実施しております。この機会にぜひご利用ください。