紙袋のような革袋のメンテナンスについて

紙袋のような革袋をお選びいただきありがとうございます。

永くご愛用いただくためにご自宅でできるメンテンス方法をご紹介します。


育ってますか?育ててくれてますか?これくらいまで育ってくれるとウットリしますね。

その様子はなんとも言えないくらい愛着のある1台なのではないでしょうか。

エイジングが進むと気にはならないのですが、それでも使い始めの頃にうっかり汚れが付いたりすると少し慌ててしまいますよね。

雨でぬれてしまった!水がかかってシミが出来てしまった!

使い込んでいるうちにクタッとしてきた…などなど。ご自身でできるメンテナンス方法をご紹介します。


〈ちょっとした汚れがついてしまった!〉

*メラミンスポンジ(激落ちくん)を消しゴム代わりに使ってみてください。

力を入れずに優しく汚れをとります。


〈雨や水でシミが出来てしまった!〉

*全体を硬く絞った布または霧吹きなどで濡らしてください。

*シミのある部分を中心に濡れた布等でシミとシミの境目がなくなるほど濡らします。

*乾いた布で擦らずにたたくように拭き取っていきます。

*扇風機やドライヤーの冷風で水分を飛ばして完全に乾かします。

*完全に乾いたら低温のアイロンで優しくプレスしてあげてください。


シミ取りのビフォー、アフター

(お客様が実際にご自宅でシミの処置をされたもの)


〈折り目がなくなってきたな~〉

*折り目に沿ってきちんと畳んだら平たくて重みのあるもの(辞書など)を載せてプレスします。

*低温のアイロンで折り目部分を中心に優しくプレスしてください。


(注意)

革にアイロンをするときは…

必ず乾いた状態でドライでプレスしてください。(濡れた状態やスチームでプレスしますと革がやけどをしたようになり収縮を起こし急激に乾燥後に硬くなり跡が残ります)

※始めは低温であて布などをして様子をみながら優しく押さえるようにプレスしてください。


定期的な保護には防水スプレーも効果的です。スプレーの被膜が水だけでなく汚れからも守ってくれます。当店のおすすめするのはコロニルの“1909シュプリーム”プロテクトスプレーです。シーダーウッドオイル配合のフッ化炭素樹脂は革の内部に浸透して通気性を保ちながら防水効果と栄養効果を与えます。


もちろん、ご自宅では難しいという場合は…。

当店で製作しているものはメンテンスや修理も対応しているのでご安心ください。

ご相談はお気軽にお問い合わせください。

※お客様ご都合による破損・不具合は有償となります。

※ご依頼の際の送料は片道分はお客様ご負担いただいております。