頃合いのいい頃に話を聞かせて
歩みだすその時に心に刻むんだ。
「全ての風景を重ねてこう」なんて
重ねていきたい ふたりの記憶を
変わらない過去も 不確かな今も
(DOCUMENT by TENDRE)
その第一印象は
白い。白すぎる。
これでは全くイメージの違うものになってしまう。
よく聞けば鞣す際のタンニンの種類が違うそうでこんなにも違った風合いに驚きました。違ったのは仕上がりだけでなく価格も違うのでした。今までのものよりも全然違う価格になることで、本革なのにリーズナブルという路線ではなくなってしまうことに決断するまで時間がかかりました。
その間、放置していた豚革の吟面の色に変化が。みるみる自然なナチュラルへと変化していったのです。
これは面白い!
作ってすぐは真っ白な豚革が…。
じんわりと変化していくのです。
それはまさに“育てる紙袋”だと。
自分で育てていく本革の紙袋のような革袋ってどうですか。
できればご自宅で3日間ほど窓際などで毎日向きを変えながら放置してみてください。最初、真っ白な革がじんわりとピンク味を帯びてきます。真夏に海水浴に行って強い紫外線を浴びた肌は赤くなりますよね。あんな感じです。
そこからゆっくりと色が変化してきます。天然皮革ならではのエイジングの始まりです。全体がピンク色っぽくなれば使い始め時です。
新作のラインナップは3つに絞りました。
今までのものよりもマチが2センチ小さくなったB5タテ
価格:9.900円(税込)
サイズ変わらずのA4ヨコ
価格12.100円(税込)
今までのものよりもほんの少しだけコンパクトになったA4タテ
価格12.100円(税込)
この紙袋のような革袋をずっと作ってきて いつかはなくなてしまうかもしれないから次の革が見つからなければカワリコモノはもう終わりかもね~。上手くいけばあと2年は持つかな~なんて。 そんなことを言っていたのは去年の年末の事。予測もしていなかった事態となった4月。 ここまでのことになるとは自分をはじめ誰も想像していなかったのです。
一昨年より革の仕入れ単価も上がってきて次に出会う革は今までの原価では仕入れることは無理なのでした。あきらめかけていた時に出会った革はまったく違う質感の上質な豚革でした。
重ねていきたい ふたりの記憶を。
そんなフレーズがぴったりな新登場の【NEW】“紙袋のような革袋” をどうぞあなたの手で育ててみてください。
2021.6月~ウエブストアと実店舗で出会えます!
(テンダーのドキュメントという曲が頭の中で流れてきたのです。勝手に歌詞にインスピレーションを抱いてしまい、関係者の皆様スミマセン)