小さな革工房物語 2020.07

それはもうあなたも共犯者だと思ってしまいそうな 2020年の7月。 そんな不思議なことからスタートしました。

今回の出来事の発端となった紙袋のような革袋・ワイルドタイプのエキストララージは形にしたのは数年前のこと。それより前にA4ヨコ型は定番化されていたのにここまでの事になるとは。 きっと偶然ウェブストアにいらっしゃった方は なぜに?ほとんどが在庫切れ?ってなりますよね。

こういうことって一生のうちにそうそうないことです。ならば楽しんだ者勝ちです。

伸るか反るか…。そう、わかりやすい生き物なのです。

さてさて、今月は…。

【今月のセミオーダー】

まずは台本カバー。今月は前半にかけて8冊の製作を。全部違って全部いい!

A4サイズの台本カバーも。珍しいサイズです。

紙袋のような革袋のセミオーダー。

奥行のあるA4ヨコタイプや持ち手を革紐タイプや持ち手長さを変更した肩掛けタイプなどアレンジ色々です。

こちらは牛革の持ち手くり抜きタイプのセミオーダー。ネイビーの落ち着いた色味が好感度を上げそうな細身の一台です。ご来店のお客様で自分にしっくりくる色はナチュラルでもブラックでもなくネイビーだということで選ばれました。

こちらは幻のブラックでのセミオーダー。

白Tにブラックのサコッシュがピシッと決まっています。こちらは小さめサイズを細めの革紐を短めショルダーで。ミニマム感がオシャレです。

【今月のフルオーダー】

今日はしっくりブラウンで。

ひっくり返せば…

イエローのトートバッグにも。気分によって使い分けられるリバーシブルトートのオーダーです。ピッグレザーを吟面使いとスウェード使いなところもお客様のこだわりです。クールなビジネスマンからのオーダーです。オンもオフも活躍してくれることでしょう。このチラ見えの色のコントラストはマネできません。

色使いで個性を出すときはフォルムはシンプルに。逆に端革などのデザインを用いた個性的なものにはナチュラルカラーでまとめたりするのがワタシ的なおすすめでもあります。

こちらは包丁ケースです。くるくると巻くタイプでベルトバックルはホックで開閉。ショルダー付きなので持ち運びにも便利です。

何度かご依頼いただいている方からのご紹介で20歳のバースデーギフトとしてご注文いただきました。キャメル×カーキの組み合わせって相性いいですよね。

定番アイテムのレジ袋のような革袋なのですがあんなに沢山作ったのに革の在庫が尽きてしまい、次回からの製作はスウェードでのリリースを企んでおります。秋冬バージョンにはピッタリなアイテムになりそうです。お楽しみに!

お楽しみに!といえばワイルドタイプ・エキストララージの予約受注がまとまったところで、同タイプをひと回り小さいB4サイズ程で作ってみようとひそかに企んでおります。これ絶対いい感じになりそうな予感しかしません。早く作りたいところです。

B5タテはスタバの紙袋に近いサイズで男女ともに人気です。今はイエローとブラックの革待ちですが、再登場の声も多くいただいておりますので今しばらくお待ちくださいね。

それにしても私はお客様も含めて家族や友人に恵まれてるなぁと痛感してます。

発送後にお客様からメールがわざわざあればメールを開く前に何か不備があったのかとかヒヤッとなるわけです。 それなのに嬉しいお言葉をいただいた日には、 スタッフや家族みんなと共有したいし、ウェブストアの一文がおかしくってと言われると褒め言葉として自分的解釈をして勝手に喜んでみたり。

出荷担当の癒しのつっちー。 製作サポートのテキパキ堀井さん。 革を持ち帰って手伝ってくれるウーバー加藤くん。 オンライン授業の合間に梱包作業をしてくれるまどか嬢。 ニコニコしながら笑わせてくれるスタッフのみんなにも感謝です。 革や資材や印刷物を手配してくれる皆さんや配送の方々にも感謝。

一向に止む気配のないウイルスのダメージで生活が一変してしまったり。 年々猛威を奮っていく自然災害の爪痕に落胆したり。 注目すべきニュースが多すぎて目に見えないニュースを消していく。

本当ならばこのブログを書いている頃はオリンピックが開催され東京は活気付いている頃でしょうか。 そんな2020年の7月でした。

フルオーダー製作は少しの間、お休みさせていただいておりますが、お待ちの方から順番に製作に取り掛かっております。

さて8月は作って作って作りまくりますよー!!!