傷だらけという個性

傷だらけでごめんなさい。無骨で申し訳ない。でもそんなバッグが欲しかったんだという方にぜひ持っていただきたい。“ 紙袋のような革袋・ワイルド ” 7月15日からリリースします。

全部違う表情の革の特徴を最大限に活かしてあげたい。

傷だらけの僕を見つけてくれてありがとう。

こんなバッグを探していたんだという人がきっといるはず…。

この革を活かすも殺すもわたし次第。 いや、あなた次第かも。

 

大きめの紙袋風のバッグはところどころ傷があります。シミのあるものもあります。ワイルド感たっぷりで使い込むうちに革らしさが増してくることは保証付きです。逆に見慣れてくると愛着が湧いてきます。傷があるのでプレゼント用には不向きかもです。

こんな味のある見た目が紙のような本革は他にはないですよ。

 

大きさは幅420ミリ、高さ350ミリ、奥行120ミリの大型タイプ。本体の素材は0.6ミリ厚の豚革。今回は底部分のみ補強の為に裏地貼りし、開口部分にはホックが一か所。持ち手には牛革を使用しています。

これだけで今までの紙袋のような革袋とは違った表情のものに仕上がりました。数量限定となりますがぜひ店頭でワイルド感を確かめてください。一部ヒートペンでの文字入れのしてあるものとないものがありますのでお選びください。

もう一度言いますが、傷だらけでごめんなさい。無骨で申し訳ない。でもそんなバッグが欲しかったんだという方にぜひ持っていただきたいのです。

気になる価格は大きいので他の紙袋のような革袋の高いほうと同じくらいです。

 

ある時、ご来店の方が選んだ商品の事を思い出した。パリッとキレイ目な革よりももともとの傷のある部分を選ばれたことを。「こういうほうが僕らしくてしっくりくる」と。

またある時、常連さんと革の個性について話し込んでいた時に「きれいな革は高級品に向いているがそうじゃない革も余すことなく使ってあげるのがあなたの得意技でしょ」と言われたことを思い出した。

ピンチはチャンスとはよく言ったもんだ。

ロットの中でもキレイ目はこれまで通り紙袋のような革袋用に製作するとしても傷の目立つ革を何とかして活かしてあげたい。

そんな風に出来上がった“ 紙袋のような革袋・ワイルド ”です。

そして更に使い込んでもっともっとワイルドにしてあげてください。