革に囲まれてvol.12

キハダの染料を作るところから始まった12月

檗(きはだ)というミカン科の木の皮から鮮明な黄色の染料が出来上がります。薬草にもなるその素材の染料を革に染色してブックカバーに。西日暮里駅前にある80人の店主がいるブックアパートメントにてお買い上げの本をその場で包ませていただくというイベントにterra.co.yaさんと12/15と16に参加させてもらいました。

私は知った。本好きの方はブックカバーも好きだということを。

“床革の本皮” プロジェクト第一弾。今回初の試みとしてこの場所でお披露目させていただいたのですが廃棄せざるを得ない床革や古来から伝わる薬能効果のある自然由来の素材を知ってもらいたく沢山の方に選んでもらえてよかったです。染料が出来たらまたお披露目させてください。わざわざ探して来てくれた皆様ありがとうございました。


12月11日(日)我らのルーツプロジェクトトーキョー率いる仲間たちが集まって2回目となる“JACK!!!”を開催。上板橋にあるダンススタジオをJACKしていろんなワークショップを開催しました。当日までどうなることやらという心配をよそに大盛況でした。

クリスマスツリーやリース作りにシルクスクリーンの体験にライブペインティングにコーヒーサーブがあったり、もちろんカワリコモノアスタリスクも刻印ワークショップで参加させていただきました。

最後に荒川サピエンスのライブにダンスでのコラボは今思い出しても鳥肌が立つほど最高にピースなエネルギーで満ち溢れていました。

素敵なところには素敵な人たちが集まってくるんだなぁ~。とても幸せな一日でした。


さて、12月は毎年そうですがクリスマスシーズンということで沢山のギフトを心を込めてラッピングさせてもらいました。


ナイフロールケースのオーダーはギリギリの納期でしたが喜んでもらえて良かったです。


牛ヌメ革の紙袋仕立てにしたものを巾着にしたオーダー。娘さんのバースデーに選んでいただきました。

お客様からのオーダーからヒントを得る。時々そんなこともあるのです。


常連様からの無茶ぶりなオーダー。ワンちゃんのアートワークを施した牛オイルレザーのバッグ3台。クリスマスギリギリにお渡し出来ました。


彼女へのクリスマスギフトに自分で作る手帳カバー。忙しい彼が時間を割いてこっそりと手帳サイズを調べて見事に形になりました。後日、喜んでもらえたと連絡がありましたがサイズ大丈夫だったかなぁ。


今月も台本カバーのご注文をありがとうございました。贈る方、使う方の想いを形にするのが我々のミッション。


荒川サピエンスのボーカルのすめらさんに革に描いてもらった素敵な絵。孫の代まで家宝にします。


年内最終営業日の26日 

台湾からのお客様がご来店。とても素敵なご夫婦でした。見つけてくれてありがとうございました。


2022年を総括して今年を振り返ってみると「ありがとう」で溢れていました。

今年はニューメンバーも増えて沢山の出会いもあり活気みなぎる一年でした。実はグッドデザイン賞の2次で落ちちゃったんですけどそのあとすぐにJ-WAVEライブのイベント出店決まったり(大雨だったんですけどね)いろんなことにチャレンジさせてもらった一年でした。今ココにカワリコモノアスタリスクがあるのは皆さんのおかげだという感謝の気持ちいっぱいで今年を振り返っています。

何かするときは全力で楽しんでみる。普段はバラバラな個性の人たちが何か事を起こすときはピンっと一つになる。彼らのパワーに来年もお世話になりつつ来年3月の10周年にフォーカスして良いものを生み出していきたいです。

最後にいつもご覧いただきありがとうございました。

皆様におかれましてもどうぞ健やかで穏やかな日々となりますよう心よりお祈り申し上げます。

2022年もありがとうございました。どうぞ2023年もよろしくお願い致します。

店主