小さな革工房物語 2020.06

5月の終わりに見たブルーインパルスの勇姿が心に焼き付いたまま6月に突入。どんなにいろんなことがあっても春夏秋冬は必ずあって梅雨もやってくるのですよね。梅雨は好きな人はそうはいないけど梅雨の中休みって言葉があるように束の間の楽しみっていうのも格別ですよね。まぁ私は梅雨の晴れ間はいそいそと染色した革を干したり日焼けさせたりしてます。

さてと…。6月前半は母の日、父の日用のギフトが続きました。お母さん、お父さん、お義母さん、お義父さん(?)にギフトを選ぶ人も素晴らしいけど受け取る方も素晴らしい!誕生日よりも素晴らしいイベントです。他人事なのにこちらまで嬉しくなります。

【今月のオーダー】です。

くるくると巻くタイプの メガネケースのオーダー。優しい肌触りの姫路牛のヌメ革は見ているだけでうっとりします。

常連様からのご依頼の鉈ケースです。ホールド部分を革で強化。

おうち時間が増えるとインテリア関連に興味が動くようです。革のハンガーってナチュラルテイストのお部屋に溶け込みますね。

【今月の紙袋のような革袋のセミオーダー】

何枚か画像を取り忘れていたことをブログを書く段階で気付くという失態…。

シクジリマシタ。

こちらはご来店でのご注文。お弁当箱のサイズを基準にセミオーダーです。

こちらはお電話からのご相談でのご注文です。高さが190mmという小ぶりなサイズ。ステッチカラーも変えてオリジナリティがアップしました。

こちらはA3サイズでのオーダーです。お仕事用でしょうか。

こちらは今となっては裏メニューとなってしまったブラックでのオーダー。細めのショルダーが隠れているのがポイントです。

こちらはギフトとしてのオーダーでこだわりポイントがギュッと詰まっています。内部にはオープンポケット、持ち手と開口部を留める革紐を牛革のブラウンでビシッと決めました。

中に隠れるようにショルダーも付いています。

三茶にある洋服屋さんSLIDER STORE さんのロゴ入りの紙袋のような革袋。オリジナルサイズで持ち手も短めでスマートな仕上がりです。

カジュアルなスタイルにもさりげないところがカッコイイ。

私が欲しいくらい(笑)

久しぶりのニューアイテムです。“ 紙袋のようなワンショルダー ” このフォルムに今のところ夢中で毎日の通勤にも使っています。背中にまわしてレッツゴーバイクの季節到来です。

こちらはレジ袋のような革袋のブラック×ブラックのSです。

今回Mのサイズを改めましまた。7月からはレジ袋も有料化になりますしちょっと人とは違うレジ袋ファッションなんていかがでしょうか。

【今月のリペア】

いくつかのビジネスバッグを定期的にメンテナンスのご依頼のお客様からシューズのメンテナンスをさせていただきました。

さて、こちらは真っ赤なレザージャケットを着なくなったものの思い出の1着ということでリメイクでのご依頼でした。上質なラムレザーにハサミを入れるのは 失敗がきかないので 勇気がいるものです。だいたいのサイズ感を打合せしてトートバッグにリメイクしました。慎重に解体して裏地も使用。フラップには袖部分を使用。内側にはジャケットのポケットをそのまま利用。こちらで使ったのは糸と接着材の消耗品くらいです。ほかに余った部分で通帳ケースとメガネケースが作れました。

自粛解除後には常連様が順番にご来店。久しぶりの再会がとても嬉しかったです。お仕事で使用するためのティッシュボックスカバーはバッグに掛けれるストラップ付きです。

RHODIAのノートに付けるカバーです。お持ちの文庫本に挿絵にあった帆船をアクセントにとのご希望でアートワークを施しました。

さすがに4月、5月は少なかった台本カバーですが6月に入ってからご依頼が増えてきました。

良い蜜ろうが入ったのでオーダーの合間に思い立ってレザークリームを作ってみました。

最後に紙袋のような革袋の発送準備の様子です。まだまだ以前のように元通りにはいかないですが、日常のすべてに感謝しつつ7月もがんばります!