彼のこだわりがギュッと詰まった“ スーパーエキストララージトートバッグ ” の完成です。
存在感のある仕上がり。
黒とキャメルのコントラストはなかなかの上級者なカラーチョイスです。
完成形がイメージできないとお選びにならない難しい色の組み合わせです。そこにオール真鍮金具がアクセントに。
- 内部のオープンポケット
- 底部分
- 開口部分のファスナー
イメージを形にするのは参考のバッグをもとにまずご要望を伺ってラフ図を描くところから。
ラフ図をもとに修正をかけて、
生地をカットして各パーツごとに製作。途中変更もありつつ…。
本体だけでこの大きさ。結構重いです。
底板はやむなく手縫いで。
いよいよフィニッシュへ。ファスナー取付です。
幅40cm×高さ43cm×奥行25cm
このサイズ感なら今までも経験のある大きさですが、やっぱり立体になる前は相当な大きさになるわけで…。立体になるとますますミシンが入らなくて後半は手縫いとなるわけで…。帆布といえども、革ほど硬くて…。わかっていても心折れる寸前の格闘です。
本体がパラフィン加工の帆布9号、前面に栃木レザーの外ポケット。ショルダーにはコール織テープに黒革のW使い。ショルダーの長さも調整可能にして。
肩当パッドも必要です。
底板にはラミネート生地で防水と底鋲。本体の底に近い部分にはハンドルも。
背面側にはスーツケースのキャリーカートのハンドルが通せるようにマジックテープでの開閉。
内部のオープンポケットは10cmの奥行きでそれだけでバッグです。ファスナーポケットもワンショルダーバッグの大きさ。
機能性はもちろん丈夫さにもこだわりました。耐久性にもこだわって通常使わないのですが、ほつれにくい糸を使用。
大きけりゃいいってもんじゃない。いえ、大きいからいいのです。彼には必要な大きさなのです。
そこに入れたいものがこの容量なわけで重量もかなりのものになります。
サイズ感が伝わりにくいかもしれないので…。
働く男の道具シリーズ。メイクさんのお仕事道具一式が詰まっています。
今回もいいものを作らせていただきました。ありがとうございます。
今年一番のインパクト大賞です。