小さな革工房物語 2019.04

今年のゴールデンウィークは10連休。平成から令和へと新元号になるのを記念して、ウエブストアでは4月27日(土)~5月6日(月)の10日間は全品送料無料キャンペーンを実施しております!ぜひこの機会にご利用くださいね。

 

(常連様 FILE No4)

今月ご紹介したいのはH先生です。ユザ〇ヤ学院で講師をされているので先生と呼ばせていただいてましてオープン以来のお付き合いに。時に製作のアイデアや縫製についてなどの細かな事など何でも相談してしまうのです。ほとんどの常連様は駅から自宅までの途中にお店があるので、ついつい立ち寄って軽く雑談をするのがお決まりなのです。いつも自然体で「まぁ、そんな悩むなって」なんて笑い飛ばしながら帰っていきます。そんな先生の一言で肩の力も抜けるのですからH先生は私にとって憧れの先輩でもあります。

(H先生のところのブースケです。君に関しては言うことがないほどの私にとっての癒しです)

さて4月の工房の様子です。3月末から6周年記念のセールを継続中ということもあり、営業日には沢山のお客様でにぎわっていました。

ワークショップでの製作では黒革に型抜きしたパスケースです。リールキーもついています。ご主人へのプレゼントだそうです。

 

今月の台本カバーのセミオーダーは厚さの異なる台本を巻き込むようにするタイプ。オイルレザーの肌触りが優しい仕上がりとなりました。

 

こちらは常連様からの依頼のポーチ。実際のナイロンバッグと同じサイズでの製作。グレーのピッグレザーは薄手です。すごくいい形なので定番化したいところですが、重なりしろが最大10枚というから厚いところを縫うのは大変でした。

 

シンプルなグレーのポシェット。開口部にはホックもなくていいとのこと。できる限りミニマムなサイズでボックス型をご希望でした。連休の小旅行に。

斜め掛けできるポシェットです。ラフなのですが、栃木レザーのグレーが大人っぽく仕上がっています。

 

その名も「鯉太郎のバッグ」です。バッグパックにもショルダーにもなるタイプのタテ型のバッグです。(こちらは別にブログをアップしましたのでご覧くださいね)

 

今月のリペアな色々です。

↑(before)

↑(after)

ヴィンテージレザーケットの糸のほころびを縫い直しました。かなりダメージがありましたが、ヴィンテージジャケットは手を加えすぎてはご法度なのです。ヴィンテージ感を残しつつなのですね。

 

こちらはオイルメンテナンスの様子。

何年もお仕事用にご使用くださっています。だいぶお疲れ気味かな。そんな時はリフレッシュメンテです。

当工房で製作したものは一年目のオイルメンテは無料となりますのでぜひ。

 

こちらは数年ご使用の“ 紙袋のような革袋 ”の持ち手の交換。

下の画像は四隅の穴の補修。どちらも美しくエイジングが進んでおりました。ご愛用くださりありがとうございます。エイジング大賞です!

 

そしてこちらはリメイク!?ランドリーボックスの骨組みだけを利用して革を巻き込み折り畳みのできるサイドテーブルに変身しました。これからの季節にベランダでゆっくりする時にいかがでしょう。

芯材もしっかりと入っているので安心です。

 

DMをご覧いただき遠くから久しぶりにご来店くださいました。 かなり艶もまして美しくエイジングが進んでいたので思わず一枚撮らせていただきました。こちらはサコッシュタイプのセミオーダーです。皆様のエイジングを見れるのが何よりの楽しみです。この日もお買い上げくださったバッグに文字入れを。使用するとここまで目立たなくなってきます。

 

 

 

今月の“ 紙袋のような革袋 ” のセミオーダーの様子。最近では最初に豚革バージョンをご使用されてから牛革バージョンでのご注文というお客様も増えてきました。

他にはないオリジナルな素材であなたらしさを演出する脇役として活躍させてください。

先月からウエブストアは絶好調。そんな毎日ですがスキマ時間にはあれこれ思いつくものを形にしようと試行錯誤しています。

 

 

ゴールデンウィーク中もいつもと変わらぬ平常通りですがたまには息抜きを。

月1オープンのカノンちゃんのカフェへさぼりに行ったり、常連様のお店に行ってやっと渡せたオープン祝いのマネートレイ。

エプロンも似合っていましたよ。

 

 

《 平成から令和へ 》 節目というのは新たな決意をするきっかけでもあります。日々、穏やかでひとつひとつのことに丁寧に取り組んでいきたいと思うのでした。