小さな革工房物語 2021.11

冬はいつでも突然やってくるものですね。急に寒い。寒いと動きたくなくなるのは私だけじゃないはず。

寒い、暑い、雨に雪などのお天気の影響を受けるのが、駅から離れているお店の宿命です。それならばと、毎年1月と8月は長めにお休みをいただいておりますが、来年も1月中は実店舗は休業となります。

― 年末年始の営業について ―

2021年12月27日(月)年内最終営業日

2021年2月4・5・6日は「真冬のワークショップ」“紙袋のような革袋講座”

2月9日(水)~通常営業となります。

(年明けの休業期間中も工房は稼働しておりますが実店舗は休業となります。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします)

さてさて、早くも年末年始のお知らせから始まりましたが、今年も残すところあと少しとなりましたね。みんなが同じ制約の中、耐え抜いた1年だったのではないでしょうか。残りの1ヶ月は思い出に残ることをしたいですね。

ブラックのA4ヨコにショルダーを付けたセミオーダー。

赤いステッチがその人らしい素敵な一台に仕上がりました。

レジ袋のような革袋のブラックは毎年 秋冬限定カラーとして登場してますが、こちらは新顔のスーパーロングです。個体の傷も活かしてあげたいという想いで製作してみました。実店舗のみの販売となりますが好評です。

気になる方にはぜひ手にしてもらいたい長いやつです。

ブラックなクラッチバッグのオーダーです。エクセラのファスナーが重厚感を惹きたててます。普段、カワリコモノが作るようなテイストのものではないですよね。お客様からのオーダーで製作したのですが、たまに違うものを製作するのは緊張感が味わえて新鮮味があります。

12丁の包丁が収納できるナイフロールケース。ブラックの革にブラウンの帆布で大人渋い仕上がりになりました。

ブラックでまとまった台本カバー。

ここまでの画像でお気付きでしょうか。気付きましたか。気付いちゃいましたか。そうです。今月は何かにつけてブラックでした。オールブラックス。

いえ、11月といえばブラックフライデー。いつからこのイベントが出現してきたのかは定かではありませんが、耳にタコができるほど聞きましたね。だからと言ってセールの波にはちっとも乗れませんでした。

もちろんブラック以外のオーダーもありました。

今年もオリジナルのレザークリームを作りましたよ。今年のもなかなかのいい出来です。ご愛用の革製品のメンテナンスにぜひ使ってもらいたいです。

間違い探しのようなワンショルダー。一台だけ違うのですが、半折りでのご要望で開口部にホックを付けました。

今月からお店で地味に好評なのがパラコードのマスクストラップ。まだまだマスクの必要な昨今ですから、なにかと便利ですよ。

「持ち帰り用の袋が有料となりますがいかがしましょうか」なんて言葉を聞きなれて1年以上になりますが、こちらは床革を利用して作ったショッパーです。いろんなジャンルのクリエイターさんたちに参加してもらってロゴを自由にスタンピングしてもらいました。

こちらのバッグの売り上げは全額寄付させていただきます。(寄付のご報告は集計後にウエブサイトにて)

毎月、ブログをまとめながらその月を振り返るのですが、本当に暖かい仲間に恵まれているなぁ~と思うのです。おなかがよじれるほどの笑いが絶えないその空間で各々に目標を持って動いている仲間に自分はとても守られているのです。(息を止めての集合写真です)

残すところあと1ヶ月。エネルギー全開で師走に備えます。