小さな革工房物語 2021.02

それはまるで真冬の嵐のようでした。台風並みの雨と風。週明けの月曜日は銀行に行ったりと出掛けたいのにまったくやむ気配のない強い雨。窓を打つ雨の音でラジオの音量も上げ気味に。夕方、ようやく天気が良くなり雲間に見えた虹に心が晴れた。 そういえば 舗装された道路のおかげで水たまりって見かけなくなりましたよね。砂利道も見かけないなぁ…。 子供の頃って水溜りにジャンプして飛び込んだりしたことを思い出しながら郵便局へ荷物を持っていきました。 (♪over the rainbow を口ずさみながら)

慎重に準備した国際小包の発送を無事に済ませて帰り道に見た夕日の眩しさに心奪われました。

店に戻ると一匹の魚が私を出迎えてくれた。

窓に映る姿はさながら水槽の中の観賞魚。今にも飛び出していきそうです。魚に誘導されるように奥へ進むと木々の間から凛とたたずむ紙袋のような革袋がもの想いにふけっていました。

(*セミオーダー:サイズ変更、持ち手革紐タイプ)

空を見上げる親子の紙袋たち。

(*セミオーダー:エキストララージサイズのカラー変更)

そこへ戻ってきたのは仲間の紙袋のような革袋。持ち手の色が違うだけでグッと表情が変わるから不思議です。

(*セミオーダー:B4ヨコのカラー変更)

新月の今夜はブラックたちの集会が開かれるようです。定番サイズが一堂に揃って壇上へ。それぞれに仕上がったセミオーダー達を見送っていました。

ブラックたちに負けまいと密かにナチュラルたちもパーティーです。まず左側のただの袋に紹介されたのは更に小さく薄くなったただの袋です。

(*セミオーダー:ただの袋のサイズ変更)

続いて左側のB5タテが連れてきたのは少し大きくなったタイプ。

(*セミオーダー:サイズ変更、開口部ボタン)

そこに登場したのは「大きさなら誰にも負けない」という圧巻のサイズの持ち手くり抜きタイプ

(*セミオーダー:持ち手くり抜きタイプのサイズ変更とカラー変更)

A4タテと比較するとこの大きさ。堂々とした姿に側で観ていて思わず拍手を贈りました。

仲間たちからは個性的なその姿を見ていちもく置かれている“くしゃくしゃトート”

「見た目こんな風だけどもとは同じなんだよ」とくしゃくしゃトートは言いました。

コンパクトなことをいいことにミニマリストからの支持が高いらしい持ち手くり抜きタイプのSも控えめながらに存在感を発揮してました。

今は遠くに行けなくても、選んでくれた人たちに喜んでもらえることを願って今日もコツコツ作り続けています。

紙袋のような革袋たちに別れを告げて工房に戻る途中、鉈を腰に提げた怪しい人に会いました。

その頑丈そうな鉈ケースはご注文された方の仕事道具として旅立つ直前でした。

工房へ戻ると白いバッグをより白くするという選手権が開催されておりました。

(上がビフォー、下がアフター)

その片隅ではカラフルな革小物が集合写真を撮っています。

たまにはカラフルなのも気持ちも上がりますよね。こちらはチケットケースのオーダーです。

カラフルといえばレジ袋のような革袋のセミカラー。真っ赤なレジ袋は持つだけで元気が出る効能があります。

ファスナーポーチのフルオーダーです。私たちが最近イチオシのヴィンテージ風レザー。マットな質感でネイティブな本革らしさを味わえます。

(w270*h160)

ネイビーとボルドーの台本カバー。

グレーの台本カバー。一冊はA5版のショルダー付きです。グレーは定番カラーではないのですが丁度最後の革があったので対応できて良かったです。

ある程度のカット済みのパーツを揃えておりますので色の組み合わせなどに迷われた場合は遠慮なくお問い合わせください。本体とポケット、ペン挿しの色を組み合わせたものを画像にてご確認いただけます。

今月最後に仕上がったのは包丁ロールケースのオーダー。

ネイビーとブラックの選んだ帆布の色やステッチカラーで似ているようでも違った表情に仕上がりました。

そして、いよいよ包丁ロールケースを定番アイテムとしてリリース予定ですので包丁収納が必要なお仕事の方、ぜひチェックしてみてくださいね。4月までにはお知らせできると思います。

さてさて、春はもうすぐ!3月です。来月は実店舗8周年記念ということで“レジ袋のような革袋”の限定カラー・MATCHAを販売します。これ実にいい色なんです。少量生産ですのできっと早い者勝ちになると思います。

厳しい寒さというものは出掛ける気分にもなれないし二回目の緊急事態宣言にはピッタリなのかもしれませんね。 それにしても春が待ち遠しいのは私だけじゃないはず。