小さな革工房物語 2019.08

8月は実店舗の長期休暇に伴って、その前後にご来店のお客様からのセミオーダーなどが多く9月いっぱいフル稼働の気配です。近くを通りがかったお客様からみずみずしい朝採れのトマトをいただきその場でガブリと。夏らしさを満喫できてしあわせです。

 

 

(常連様 FILE No8)

今月は夏休みの自由研究に革のお財布の製作にやってきたノア君を紹介せざるをえません‥。

一瞬集中してるかと思うとスイッチが切れるとこんな感じで(笑)

夏休みに入りほぼ毎日のように午後をすぎると「遅くなってごめんねぇ~」とか言いながらやってきます。小学生の夏休みは意外と忙しく、午前は学校のプールへ。午後は部活や習い事がある為、その間をぬって製作へ。作りに来てるのかゲームをしに来てるのかわからないのですが、2学期が始まるまでに自由研究が終わることを願います。しかしノア君というのは小4にしてしっかりとしたパーソナリティがあるのでまるで大人といるような…。かと思うと子供らしさを自由に使い分けれるその特殊能力に脱帽です。

(彼の作ったものはワークショップのブログに後日あげさせてもらいます)

さて。ショルダーと付け根の交換のリペアです。お気に入りのバッグ2点が傷んでしまってずっとベンチ入りだったそうです。

これでまた活躍できるといいですね。

 

 

秋のアウトドアに向けて革の三脚スツールはいかがでしょうか。9月初旬にウエブストアにリリース予定です。お楽しみに。

 

 

こちらはスマホカバーのオーダーです。

 

 

この時期もバースデーギフトのご依頼は続きます。

 

 

 

久しぶりにご来店のお客様から

ワイルドタイプのエイジングを見せていただきました。

育っているのを拝見するのがなにより楽しみです。

少しお時間がありましたらプレスを無料にてさせていただきますので

お近くにお越しの際はぜひ。

 

 

 

今月のフルオーダーはこちらのワンショルダーバッグ。

メイクのお仕事道具を入れて現場でお使いとのことで、名付けて「メイキャップバッグ」です。

完成するまでに何度も打ち合わせをしました。こちらのバッグの詳細について別のブログにアップさせていただきます。

 

ショルダー付き台本カバーのセミオーダー。栃木オイルレザーのボルドーとキャメルでお作りしました。

 

今回はギボシ金具での開閉タイプ。裏地ありで見開くと左側に高さの違う片開きポケットが3枚、バインダーを。右側にはカブセ付きのポケットとペン挿しが2ヶ所ずつ。ポケットには名刺や付箋やクリップなど収納可。ペン挿しはペンのサイズに合わせて調整できるタイプになります。オーダーされた方のこだわりがギュッと詰まった台本カバーです。

オーダーが続く台本カバーですが、色々リサーチする中で見えてくるのは、現場には演者さんは台本を持ち込まないことが多く、常に台本を持ち歩く撮影スタッフの方たちがサッと使えるように開閉しやすいこと。金具などの音がたたないこと。移動時にも斜め掛けして両手があくことが便利だそうです。定番アイテムの絵コンテパッドもそうですが、現場で使う方の声が形となり常に進化していく製品であるというのはこちらも勉強になります。

 

 

8月は思いがけなくライブに行ったり急に映画を観に行ったり1泊で帰省したり、懐かしい友達にあったりと充実した夏となりました。10月の消費税アップの対策に向けて軽減税率導入の勉強しなくちゃとそろそろ焦り始めてます。