紙袋メンテナンス

永くご愛用の” 紙袋のような革袋 ” のメンテンスの様子です。

毎日お仕事用に活躍の革袋はかなりお疲れのようでいざリフレッシュを!

(こちらはセピアブラウンの革色でサイズとステッチカラーをカスタマイズしたセミオーダー品です)

まずは軽く汚れを落としてシミのある場所を確認しながら全体を水で濡らします。シミの部分までしっかりと水分を染み込ませます。その後乾いたタオルで水分を吸い取るようにふき取ります。(濡らすと焦げ茶!!!)

その後陰干しをしてしっかりと乾かします。(ドライヤーなどの熱風は急激な乾燥で縮むことがあるので避けてください)

この日はお天気も良くカラッとしていたのでサーキュレーターで水分を飛ばして陰干ししてみました。

完全に乾いたら低温のアイロンであて布をして折り癖をつけてプレスしてあげます。

こちらの素材は薄手の豚革なので皮革用の保油剤等を施すとパリッとした質感が損なわれますのでなるべく何もしないほうがよいです。

今回お預かりした革袋は雨や水ジミなどが目立っていたので、仕上げにレザー用の撥水スプレーをかけてみました。開口部分がクタッとしているので内側に補強革を接着してメンテンスの完成です。

完全には取りきれないシミも残っている個所もありますがなかなかきれいによみがえりました。

 

 

この先も永くご愛用くださるとうれしいです。

なお商品をお買い上げ時にメンテナンス用のリーフレットもお付けしていますが、自分でメンテをするのは不安があるという方はお気軽にお問い合わせくださいね。